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さぁ、一部には不評らしいPC UNIXの話題です。(^^;)
年末から落描きをサボるほど疲れ果てている主要因は、実はLinux Zaurus SL-C700の環境設定のせいだったりするんではないかと思う今日この頃です。このマシンで Emacs + SKK + Wanderlust でメールの読み書きができて、なおかつ Ruby プログラミグができれば何と素晴らしき事かなと思ってました。想像するとクラクラっと眩暈がしそうなぐらいに・・・もとい、店頭で SL-C700 を触りながら無想してたらホントに眩暈がしてあっちの世界に行きそうになりました。
という訳で環境を整えているんですが、FreeBSDのportsでmake installするよりは少しだけ*1手間取ったので、作業の簡単な履歴をメモしておきます。
ちなみに今帰省中につき、手元にZaurus用で使えそうなNICがないので作業は「必要なファイルをノートパソコンでダウンロード、それをmicrodriveにコピー、SL-C700に突っ込んでマウントしてインストール」という手段で行っています。NICがあれば適当なマシンからtelnetとかで入って作業できてちょっと楽なんでしょうね。
*1 Zaurus用にコンパイルしてパッケージングして下さっている方々のおかげでずいぶんと楽させて頂いております。感謝です。
先ずはSourceForge.jpのzaurus-jaからruby_1.6.7-1rc3_arm.ipkをダウンロードしてインストール。
「先ずは」も何もなくインストール終了だがね、とも思ったんですが、irb が動きません。ん、どーした事でしょうと思って見てみると、ディレトクトリのpermissionが700だかになってます。で、ownerがrootですから。という訳で
/opt/QtPalmtop/lib/ruby/1.6/
以下のディレクトリのpermissionを755とかに変更です。これでオッケーっぽいですよ。わーい。
RubyでGUIってのにも興味あるのでやはりzaurus-jaからruby-qteもダウンロードしてインストールしました。が、こっちはまだ試していません。
やはりzaurus-jaのemacs21から21.2.1-20021126の6つの.ipkファイルをダウンロードしてインストール。
controlキーが使えないのは不便だなぁと思っていましたが、shift+fnでcontrolになるんですね。C-a, C-e, C-k, C-y とかも(ちょっと押しにくいけど)大丈夫。escapeキーはcancelボタンみたい。
ところでctrl-spaceとかでmark setできないんですが、ctrl-spaceのキーイベントは発生しないんですかね。今は「M-x mark-sexp」とかでごまかしてますけど。適当なキーに割り合てようかと思って「カナ/ひら」*1 とか「全/半」キーが空いてるがね*2、と思ったのですが「ターミナル」ではこれらのキーを押してもアプリケーション側までにはキーイベントが伝わってないっぽいです。残念。
ctrlと言えばもう一つ問題が。ctrl-cを押すとスクリーンキャプチャが動くようで、これまたアプリ側までイベントが伝わってないっぽい。(;_;) 仕方なく、Emacsを終わる時には「M-x kill-emacs」やってますが・・・Wanderlustとかでメールを送る時にも C-c C-c とうっかりやってしまいそうです。多分、これはいずれ何とかなるんでしょうが、他の事を優先させて、C-c問題は保留しておきます。
make とか gcc とかが欲しいので、Zaurus Software Indexからキーワード「gcc」でサーチしてdev_img 1.3を microdrive にダウンロードしました。
使い方はこのページに書いてあるんですけど、私の場合は /etc/fstab に
/mnt/cf/dev_img-1.3 /home/zaurus/dev cramfs noauto,rw,loop 1 1
という行を追加して、mountした後に /home/zaurus/dev/bin に path を通しています。
HandSKKも違った意味で面白そうなんですが、オリジナルのSKKが動くのですからそっちを使う事にしました。無難にSKK Openlabからたどれるリンクから apel-10.4.tar.gz と ddskk-20021229.tar.gz をダウンロードして make install。以上。と言いたいんですがつまずきました。
何やら /opt/QtPalmtop/share/emacs/21.2/etc/DOC-21.2.1 が無いとやらのメッセージですね。最初、「何や知らんけどメッセージとかが書いてあるだけのファイルでしょ」と思ってネット上で i386用のEmacs 21.2.1のDOC-21.2.1を持ってきて make するんですが・・・ make は終了したんですが、どうも正しく動いていないっぽいです。
・・・このファイルもi386とarmでは異なるんですね。無知ですんません。
で、どうすればいいかなんですが、SourceForge.jpのzaurus-jaのemacs21から emacs21.2.1-20021122.tar.bz2 をダウンロードして適当なパソコンで解凍してあげると
/opt/QtPalmtop/share/emacs/21.2/etc/DOC-21.2.1
がそこに入ってるので、それをZaurusに持っていってから apel を make install、 ddskk を make install しました。はい、何も考えてません。m(_ _)m
これで ~/.emacs にも ~/.skk にも何も書かずに emacs 上で C-x C-j してみたら動くじゃないですか。漢字への変換も動いてますよ。あれ? 何で? 辞書ファイルを入れた記憶なんてないんですが・・・
% find / -name "SKK-JISYO.*" -print
とかやっても何も出て来ませんよ??? 最近のSKKは辞書要らないんですか? そんな訳ないですよね・・・
apel と ddskk 両方での話なんですが、vfat の microdrive の上で make しようとしたのでファイル名の大文字/子文字(upper/lower case)でも問題がちょっとありました。SKK-MK等、全て大文字のファイルは強制的に全て小文字(例えば skk-mk)になってしまうらしいので、Makefile や skk-mk 等中に含まれるその様なファイル名を書き換えて make しました。
skk の make ではメモリを消費するらしく、swapを作っておかないとコンパイル中に強制リブートとかになる可能性があります。というか、そんな目にあったような気がします。という訳でswapをSDカード上にでも作っておきましょう。やり方はいろいろなところに書いてあるんで、ここで書かなくてもいいでしょう。
っつーか、ホントはクロスコンパイルとかすべきなんでしょうが。(^^;
いやぁ、パソコンとUSBケーブルで繁いで /home/etc/inetd.conf の tcpd in.telnetd のところのコメントを外して、kill -HUP (inetdのpid) やるだけでパソコン側からログインできるんですね。これは快適です。作業効率が数倍向上します。
いやぁもう、sambaもデフォルトで動いてますし・・・セキュリティ的に恐いから設定 調べとかんとかんね。
でもパスワードぐらい設定した方がいいのかなぁ。というかやはり open-ssh でも入れてtelnetはもう一度閉じるべきだろうね。インターネットに直接繁ぐんだから。
Emacs Lispで書かれたMUA(メールソフト)の一つです。
いやぁ、最初Wanderlust 2.6.1を入れたら欲しい機能がなくてがっかりです。
という訳でWanderlust 2.8.1をインストールし直し。特に書く事なし。と言うかこちらのSHARP Linux Zaurus SL-C700 の私的なページを参照して下さい。
・・・と、また書き忘れましたが、FLIM, SEMI, WLの各々に対して上記の大文字小文字の問題が起きますので、Makefile, {flim,semi,wl}-{mk,cfg,els}の内容の確認と(必要なら)修正をした方がいいんでしょう。
・・・あ、tarの展開先を/home/zaurusとかにしておけばこういう問題は起きなかったのかな。(^^;) まぁ、済んじゃったからよしとしましょう。
いつまでも telnet じゃなかろうという訳で、OpenSSHをSharp Zaurus Developer Informationからダウンロードしてインストールしました。ファイル名はopenssh_1.2.3_arm.ipkです。
SSH Ver. 2に対応してないのが残念ですが、まぁ、無いよりはいいです。
設定は /home/etc/inetd.conf に ssh のエントリを追加したのと、/usr/local/etc/{ssh_host_key,ssh_host_key.pub} を作成するだけです。
ssh で繋がる事が確認できたら /home/etc/inetd.conf 内の telnet のエントリをコメントアウトです。
という訳で大体 やっておきたい事は一通り終わったんですが、SDカードがもういっぱいいっぱいで内蔵フラッシュメモリもそろそろあぶなくなりそうな気配です。128MBのSDカードとかでも買うべきなんでしょうか。うーん。
ってか、字ばっか…
まぁ、このところ絵の比率が高かったんで、こういうのもありかと。
/opt/QtPalmtop/share/emacs/21.2/etc/DOC-21.2.1 は新しいパッケージには含まれているそうなので(私自身は未確認)、emacs21.2.1-20021122.tar.bz2 をその為に別にダウンロードする必要はなくなったそうです。
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