ありし日の気分(改)

● enchantMOON

例によってenchantMOON買いました。頻繁にファームウェアのバージョンアップが行われていて、その度に微妙に書き味やら反応の仕方が変わったりするようなので、微妙な評価は避けておきます。というか、安定性というか安心感には期待しちゃダメという事はわかりました。はっきり言って完成度は高くないです。

手描きポメラを目指しているというのはその通りなのでしょう。図も文字もどんどん書き溜めていって、後で検索するという使い方。表面的には文字認識されてないけど、内部データとしては文字として認識されたデータを持っているそうです。

ただ単一の認識結果のみを保持しているだけではなく、複数の可能性を考慮して内部的には保存しているそうなので、被検索時のヒット率に貢献するのでしょうか。メモの数が少ない現場ではうまく行ってるようには見えます。

面白いのはMOON Blockでしょうか。プログラムによってカスタマイズができるメモ帳というのは珍しくないのですが、ヴィジュアルプログラミング言語でそれができるというのは面白いです。手描きメモデバイスだから、プログラミングも指によるドラッグ＆ドロップというところなのでしょう。（確かにこのデバイスでソフトウエアキーボードはあまり使いたくない）

画面が狭くて情報量が少なくてロジック追うのが大変とか、肝心のエディッタ機能へのアクセスがあまりにも制限されてるとか、そもそも不安定で編集が大変とか、文句はいっぱいあるのですが、簡単なものを作って遊ぶというところで今のところは楽しめています。

私自身もビジュアルプログラミング言語はPrograph CPX以来という意味でも楽しみです。まぁPrograph CPXのことを考えたら(JavaScriptでの記述をしない)MOON Blockはどっちかと言えば簡易言語っぽいですけど。