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昨日TwitterでPythonistaというiOSアプリを教えてもらいました。要はプログラミング言語Pythonの統合開発環境です。インタプリタだけではなく、コマンド補完やカスタムキーボード付きのエディッタ、さらにはリファレンスマニュアルも搭載されています。
Pythonの統合開発環境というとターミナルの上で標準入力からの入力を得て、計算結果を標準出力へ出すだけなのかなと一瞬思いましたが、そんなことありません。GUI連携機能もあればグラフィックス機能、オーディオ機能もあるようです。*1そういった各機能に対するリファレンスも内蔵されていて、エディッタから簡単に呼び出せるようになっています。言語リファレンスも。
つまり、それなり*2のiOSアプリがiPad, iPad mini, iPhone, iPod touch単体で作成できるのです。リファレンスは前述のように内蔵されているので、電波状況が好ましくない地下鉄などの環境でも開発可能なのです。 似たようなアプリとしては、Lua言語でGUIアプリを作成できるCodeaというものもあって、これはこれでどんどん進化していて楽しいのですが、iPad用アプリなのでiPhoneでは使えないというところが若干残念。後、個人的にはLuaよりもPythonの方が好きだったりもしますが。
Pythonistaが内蔵しているソフトウェアキーボードもよくできているのですが、実はPythonista自身が外付けBluetoothキーボードの使用も想定(推奨?)しているようです。キーボードつないでどんな感じになるかについてもまだ試していませんが。地下鉄なり電車なりで使うことを考えると(本体を乗せるだけでなく)本体との位置を固定できるような、iPad miniやiPhone用の外付けキーボードが欲しくなるところです。
かつてLinux Zaurus単体にて、Ruby+Qteを使ってGUIアプリを書いていたのを思い出します。
iPhoneでまともにPythonが動くとなると思い出すのが、Windows MobileスマートフォンにてPythonスクリプトを動かしてモバイルWi-Fiルータもどきにしていた事。あの当時はまだPocket Wi-Fiのような製品もなく、色々と工夫していました。
あの頃と状況は違いますが、iPhoneでのテザリング等も最近話題になってきましたし、あのスクリプトも動かしてみます。HTTP Proxyのスクリプトをダウンロード*1してPythonistaで動かしてみましょう。これでエラーなくスクリプトが動けば次の手順でiPhone経由で他の機器のインターネット接続ができるはずです。
Mac OSからの接続を確認したのですが、MacからiPhoneにping飛ばし続けたり、Pythonistaが起動しないとそもそもpingも飛ばないとか色々と癖がありますが、twitterとかWebとかは普通にできてました。いやはや。
*1 とりあえず動いた「やっつけ」で申し訳ないです。