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2006-12-26 (Tue)

FreeNote2 ver.0.7

jojo3さんからソースをお借りして自分が使いやすい方向に変更をしているFreeNote2ですが、徐々に向かいたい方向が見えてきたので方針を示すとともにそのサンプルとして新しいバージョンのバイナリを公開させて頂きます。まぁ、予定は所詮予定でして、ぷにゅうやPetite Peinture, Mollo Peinture, Peinture Miroir, Symbian MIDP Peinture等も向かいたい場所に辿り着いてはいない訳ではありますが。(泣)

・マルチプラットホーム: 単一のソースコードで複数の環境で動くものを作成したいです。同じ操作感でWindowsでもMac OSでもZaurusでも携帯電話(特にUIQ)でも使えると嬉しいなと。おまけにバイナリも単一だとビルドが楽という事もあって当面はJavaで開発する事とします。

・機能はシンプルに: 基本的に現状のFreeNote2から機能を大幅に増やす方向では考えていません。というか、開発リソースを機能追加に振り分ける気がないと言うか。という訳でjojo3さんのFreeNoteQTへ追従しません。

・テキストファイルによるファイルフォーマット: えっと、文字認識を付けるとかいう話では一切ありません。ただ、これまでのFreeNote2のファイルフォーマットでは、「いざという時にバイナリエディタで開いて修正」とかが困難でした(いや、そんな事普通しないですけど)ので、エディタで開いて中身が何となくわかるフォーマットがいいなと。更にCVSなどで管理して複数の場所で編集してmergeしても何となくmergeしてくれちゃうようなのがいいなと。

説明しやすい目先の方向性としてはこんなところです。とりあえず.jarファイルで配布します。Windows(+JRE)とMac OS XとSL-C3000で動作確認しました。コマンドラインからの起動は「java -jar freenote2_0_7.jar」とか「evm -jar freenote2_0_7.jar」とかで一応可能ですが、初期設定ファイルも用意して「java -cp freenote2_0_7.jar Ap freenote.ini」などとした方が幸せになれると思います。

なお、今回の変更点は「ファイルフォーマットの変更」と「Linux Zaurusでのパフォーマンスの向上」です。

・ファイルフォーマットの変更: 上に書いたようなのを部分的に実装したつもりです。テキストファイルで、1ストロークが1行に対応しているような形ですが、もうちょっと仕様を固めてからフォーマットの仕様を公開しようと思います。(中身見ればバレバレですが) なお、CVSでのファイルのマージなどはまだ試してません。

・Linux Zaurusでのパフォーマンスの向上: evmのポインターイベントに呆れ果てたものの、「単一ソース」は守りたいのでズルをして /dev/sharp_ts を読んでいます。(^^;) この副作用でevmがちゃんとイベントを取得できなくなった結果、不備もありますが徐々に直していくつもりです。ただ、曲線はちゃんと引けるようになったと(主観ですが)思います。この変更により同じLinux ZaurusでもSL-Cシリーズ以外ではまともに動かなくなった筈ですが、要望があればSL-A300やB500などにも対応したいです。

てなところです。まだまだやらなくてはいけない事は沢山ありますし、それ以前にバグも沢山追加してしまいました。でもとりあえず方向性を述べておくのは自分が忘れないためにも重要なので、一旦公開させて頂きます。あと、UIQでちゃんと動くようにしないと。

そうそう、忘れるところでしたが、jojo3さんとの方向性の差異を明確にしたので名称変更は必要かと考えています。とは言え、ソースの大半はjojo3さんが書かれたもので、それに敬意を示しつつ「FreeNoteJava」ぐらいが適当かなと漠然と考えています。

少なくともこれで心おきなくOQOとTC1100とP8210とC3000でFreeNote2を使いまくれるのは個人的に嬉しい限りです。

発掘作業

ふと思うところあって実家にてINTERTopやらWiz PA-Z800やらOASYS Pocket 3やらを発掘してみました。

INTERTopには電源を入れてみましたが、システムの入ったCFが行方不明で元のシステムが立ち上がらない状態。ま、DOSは起動するんですが。あの頃使っていたソフトウェアのページも今やその多くが消滅していたりするのも残念なところです。

これを復活させてもOQOの2倍の重さで、P8210よりちょっと軽い程度の486 4MBのマシンかと思うと使い道はないのかも、と思うと残念。というか、忙しい時にやる作業じゃないという事で保留。

発掘中に沖縄のかたつむりを彷彿させる巨大なSDカードもどきが出てきまして、SSFDCとか書いてありました。Googleさんに聞いてみると「スマートカード」との事。あらららら、スマートカードってこんなに大きかったっけ。

micro SDカードとかmemory stick microとかばかり触っているとSDカードが巨大に感じるのと同じなのか。



C++でつくるUnreal Engineアプリ開発 for Windows & macOS  UE4でC++を使う方法を書いた本です。

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