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1997.6.28
第弐話「見知らぬ、天井」で暴走した初号機がサキエルと向きあう場面にて
マヤ「初号機もATフィールドを展開。イソウ空間を中和していきます。」
リツコ「いえ、侵食しているのよ。」
先ずATフィールドね。 "Absolute Terror Field" の略、日本語にすると「絶対恐怖場」。 使徒に関する用語だからセカンドインパクト前のあなた達が知らなくても 恥かしい事じゃなくってよ。 何が「恐怖」かという質問をされた事があるけど、 勿論使徒が恐いに決まってるわ。 ATフィールドの説明をすぐにでもしたいけど、イソウ空間との関連でしか うまく説明できないから、先にイソウ空間から済ますわ。
「居そう空間」よ。 つまり「使徒が居そうな空間」の略なのよ。 英語では "existable space"、ちなみにこの用語の名付けはこの私よ。 わかりやすい用語だと自負しているわ。
使徒は正のATフィールドを発生させて(恐いわねぇ)、 居そう空間を拡大させるわ。 空間の外側からは使徒が一筈所に居るように見えるけど、それは違うわ。 空間内での任意の位置での存在確率はほぼ等しいの。 つまり「どこに居るのかわからないけど、どこかに 居そう」な訳。これこそ恐怖よね。
それに対してエヴァは負のATフィールドを発生させる能力を有するのよ。 この負のATフィールドが使徒の発する正のATフィールドと接触する事によって 居そう空間を中和したり侵食したりする、つまり 居そうな空間を小さくできるのね。 そして居そう空間が充分小さければ使徒なんてどうって事ないわ、 だって「そこにいるって」事がわかるんですもの。