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ミサト「で、動力源はあったんでしょ?」
リツコ「らしきものはね。でもその作動原理が、まださっぱりなのよ。」
ミサト「まだまだ未知の世界が広がっている訳ね。」
「バナッハ-タルスキの逆理」って知ってるかしら? ま、この際どっちでもいいわ。 これを使うと理論上、質量を何倍にでもできるのよ。 ここまでは数学の話。 ここで物理に戻って相対論を思い出すと、 質量をエネルギーに変換できるわけ。
つまり「円周部を可測」の直前まででバナッハ-タルスキの逆理を
使って質量を倍にしてるのね。
「可測」になった時にはもう倍になってるの。
で、次は「収束していきます」ね。
これは相対論を使って物質をエネルギーに変換しているから
どんどん小さくなっているように見えるってわけ。
こうして発生したエネルギーであれだけの加粒子砲を射てるのね。
リツコ「ふう。素人に説明するのは疲れるわね。ミサト、わかった?」
ミサト「とにかく すんごいたくさんのエネルギーを
いくらでも取り出せるから、あれだけのビームを
いくらでも どばーっと発射できるのね。」
リツコ「・・・・・・(私って無駄な事してるのかしら)」