<% ERuby.charset = "Shift_JIS" %> First step of NIKCOLA

ニッコラ最初の一歩

1996.9.3 by さきら, sakira.09@g4.mnx.ne.jp


使用するInput MethodがNIK-Code for Macintoshである事を確認して下さい。インストールは済んだとして、以下に標準的と思われる設定方法を示します。

環境設定...メニュー

入力方法 ニッコラ
句読点の種類 現時点では使用していません
Option, Control Option
ひらがな J
1バイト英数字 K
2バイト英数字 I
記号・ギリシャ文字 U
親指キーと変換キー 兼用
自動補完 チェックしない
フオント&サイズ お好きな日本語フォントをお選び下さい

親指キー設定...メニュー

あらかじめ左親指キーと右親指キーに適当と思われるキーを各々選んで下さい。多くのキーボードではspaceとescが適当かと思います。ただ現時点ではcommand等のモディファイァキーは親指キーとして使用できません。

マウスで左親指と書いてあるすぐ右側の2桁の数字を選んで下さい。この状態でさっき決めた左親指キーを押して下さい。2桁の16進数字が表示されますが、気にしないで下さい。
右親指キーも同じ様に設定して下さい。

「無変換」「変換」は設定しないで結構です。 補完キーと書いてある右側の数字を選んでTABキーを押して下さい。

「同時打鍵判定時間」は普通に編集できます。4から8程が適当と思いますが、親指シフトに慣れてらっしゃらない方は大きめの数字を選ばれた方が使い易いかも知れません。

シフトを使わないで日本語入力

(QWERTY配列を仮定します。)
エディッタを起動して下さい。インライン変換をサポートしているものが好ましいでしょう。新しい書類を用意して、ここでニッコラの練習をしましょう。

option-Jを押して下さい。 これで日本語入力モードになりました。

先ずは「日本」と打ってみましょう。 "C"を押して下さい。 "日"と表示されて変換状態になると思います。 ここで右親指キーを押して下さい、"日"が確定します。 次に"WJ"と入力して下さい、 "木一"と表示され変換状態になります。 ここで右親指キーを押して下さい。 "本"と変換されて確定します。

次に「はときいん」と打ってみましょう。 "HJKL;"を入力すると "|一十γヽ"と表示され変換状態になります。 ここで左親指キーを押すと"はときいん"が確定します。

最後に「ハトキイン」と打ってみましょう。 "HJKL;"を入力すると "|一十γヽ"と表示され変換状態になります。 ここで左親指キーと右親指キーを同時に打つと "ハトキイン"が確定します。

親指シフトを使ってみよう

カタカナは入力できたでしょうか。 ここで使った同時打ちを親指と親指以外のキーに使ってみます。

「親」と打ってみましょう。 NIK-Codeとしては"立木目儿"を入力して 右親指キーを押せばいいのですが、"立"と"目"の入力に同時打鍵を使います。 "立"を入力するには"U"と右親指キーを同時に押します。 勢いあまって変換してしまわないように注意して下さい。 "目"の入力は"C"と右親指キーを同時に打ちます。 "木"の入力は"W"で、"儿"の入力は"/"です。 こうして"立木目儿"が未変換状態になったら 右親指キーを押して下さい。 "親"が入力できます。

「語」と打ってみます。 "言Tコ口"と入力して変換します。 "言"は"Q"と左親指の同時打鍵、 "T"は"B"、"コ"は"E"、 "口"は"D"です。 "語"と入力できたでしょうか?

補完してみよう

補完は使える時には使えるんですが、ほとんど役に立たない場合もあります。 実は僕もまだその実力を掴みきれていません。

「違」を入力します。 本来なら"|コ口T十辷"と入力するのですが、 補完を使えばもっと楽に入力できます。 "HE"と打って"|コ"を表示させます。 ここでTABを押して下さい。 "|コ口T十辷"と表示されます。 ここで右親指キーで変換すると"違"が入力できます。

「馬」を入力します。 "HB"と打って"|T"を表示させて上で TABキーで補完すると、 "|T二¬ハハ"となるのでこれを変換すると"馬"です。

「験」を入力します。 "HB"を打ってからTABの押すと先程と同じ様に "|T二¬ハハ"と補完されます。 まだ変換しないで下さい。 次に"M"と左親指を同時に打つと"^"が入力されて "|T二¬ハハ^"となります。 ここで再びTABで補完すると "|T二¬ハハ^一口人"となります。 ここで変換すると"験"となります。

NIK-Coderへの道

「そんなモンならんでいい」という声が聞こえてきそうですが、 ま、聞いて下さい。

77個という沢山のNIK部品がありますが、どの部品がどのキーに割り合ててあるかはマニュアルに書いてありますので参照して下さい。漢字に対してどういう部品を入力すべきかについては、NIK-Helpを使って調べて下さい。

最初は入力が大変ですが、よく使う部品は実はあまり多くありません。よく使う部品のキー位置を覚えるまでが一番高い壁だと思います。キーの位置を覚えなくても、どういう部品があるかを覚える頃には、打った事のない漢字に対しても部品列のカンがつかめる事でしょう。

補完はどんどん使うべきだと思うのですが(特に最近)、 慣れない内はどの様な部品列に補完されたかを見て納得するといいでしょう。 僕が使い始めた頃は補完した後、 それをdeleteキーで消してから 改めて入力して覚えようとしましたが、 そこまですべきかどうかはわかりません。

最後に

『最初の一歩』という割には長くなってしまいまして申し訳ありません。 ニコラ(親指シフトの拡張みたいなもの)に於いて、 親指キーと(無)変換キーを分けた方がいいという意見がありますが、 これはニッコラの場合でもそのまま当てはまります。 いや、むしろニッコラにこそ親指キー分離が大切かも知れません。 左親指キーが単独打鍵と誤判定された瞬間に、 長く入力された部品列がひらがなへと確定されてしまうからです。 NIK-Codeに慣れない内は、この事がストレスになる事でしょう。

今となってはストレスも無視できる程になりましたが、 やはり理想は親指キーの(無)変換キーからの分離です。 という訳で開発の初期から親指キーの分離をサポートしていました。 これが使えるキーボードをお使いの場合は是非 環境設定内の親指キーと変換キー分離を使ってみて下さい。

自動補完はオリジナルのニッコラにはない機能ですが、 個人的にはとても便利に使っています。 慣れたら一度お試し下さい。


1996.9.2 11:27:31 PM
さきら

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